Webデザイナーはどこを見ている?街中のデザインを観察してみた

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顔アイコンこんにちは!WEBデザイナーのアリーです。

普段、街を歩いていると、看板やお店のロゴ、ポスター、メニュー、駅の案内表示など、たくさんの「デザイン」を目にします。
もちろん、目的地へ向かって歩いているときに、一つひとつのデザインをじっくり見ることはありません。
でも、Webデザインの仕事をしていると、ふと、「どうしてこの看板は目に入ったんだろう?」「このお店は、なんとなく入りやすく感じるな」「このポスター、遠くからでも何が書いてあるのか分かるな」と、気になることがあります。

今回は、そんな日常の中にあるデザインを、Webデザイナーの視点から少し観察してみたいと思います。

街には「伝えるためのデザイン」がたくさんある


街を歩いていると、実はたくさんの「伝えるためのデザイン」に出会います。

たとえば、

・お店の看板
・電車や駅の案内表示
・飲食店のメニュー
・商品のPOP
・街中のポスター
・ショップカード
・建物のサイン

など。

これらに共通しているのは、「見てもらうこと」だけが目的ではないということです。

「ここにお店があります」
「この先にトイレがあります」
「この商品がおすすめです」
「こちらへ進んでください」

など、それぞれに「伝えたい情報」があります。

そして、その情報をできるだけ分かりやすく伝えるために、文字の大きさや色、配置、写真、余白などが考えられています。

実は、これはWebサイトもまったく同じです。

まず目に入るのは「何」なのか?


街中のデザインを見ていて最初に気になるのが、「一番最初に、どこへ目がいくのか?」ということです。
たとえば、お店の看板を見たとき。
大きな店名が最初に目に入る場合もあれば、「ランチ500円!」という文字が先に目に入ることもあります。

同じ看板でも、文字の大きさや色、配置によって、見る人の視線は変わります。

Webサイトでも同じです。
ページを開いた瞬間に、
「この会社は何をしている会社なのか」
「どんなサービスがあるのか」
「何を一番伝えたいのか」
が自然と伝わるように、情報の優先順位を考える必要があります。

デザインは、単純に「きれいに並べる」だけではありません。
「何を、どの順番で見てもらうか」
を考えることも、デザインの大切な役割です。

遠くからでも「何のお店か」が分かるデザイン

街を歩いていると、少し離れた場所からでも、
「あ、カフェだ」
「ここは美容室だな」
「飲食店がある」
と分かるお店があります。
まだ店内に入っていないのに、そのお店の雰囲気や特徴がなんとなく伝わってくる。

これは、看板や外観、ロゴ、色、写真など、いくつもの要素が組み合わさっているからです。そして面白いのは、すべてを読まなくても「なんとなく分かる」ということ。

Webサイトにも、この「なんとなく伝わる」という感覚はとても重要だと思っています。

ファーストビューを見たときに、
「何の会社なのか」
「どんなサービスを提供しているのか」
「どんな雰囲気の会社なのか」
が直感的に伝わる。

細かい情報を読む前に、まず全体の印象で理解してもらう。
そのためには、写真・色・文字・レイアウトなどをバラバラに考えるのではなく、ひとつのイメージとして設計することが大切です。

「読みやすい」は、実はかなり計算されている


駅の案内表示や道路標識を見ると、「なんだか読みやすい」と感じることがあります。

でも、よく考えてみると、私たちはその文字を一つひとつ意識して読んでいるわけではありません。
文字の大きさや太さ、色、背景とのコントラスト、余白、矢印の位置などが整理されていることで、必要な情報をすぐに見つけることができます。

Webサイトでも、
「情報はたくさんあるのに、なぜか見やすい」
というサイトがあります。

これは、情報量が少ないから見やすいとは限りません。

情報の優先順位が整理されていて、
「ここは見出し」
「ここは説明文」
「ここは重要な情報」
「ここをクリックしてほしい」
という関係性が、デザインによって分かるようになっているからです。

つまり、「見やすさ」は、情報を減らすことだけではなく、情報を整理することから生まれます。

「入りやすいお店」には、入りやすい理由がある

街中を歩いていると、
「なんとなく入りやすそう」
と感じるお店があります。

逆に、気になっているお店なのに、
「ちょっと入りづらいな」
と感じることもあります。

もちろん、これはお店のサービスや立地など、さまざまな要因があります。

ただ、デザインという視点で見ると、入口から店内が見えるか、看板に何が書いてあるか、店内の雰囲気が外から分かるかなど、「入った後のイメージが想像できるか」ということも関係しています。

Webサイトでも同じです。
問い合わせをしたいと思っても、
「何を問い合わせればいいのか分からない」
「問い合わせたら営業されそう」
「どんな会社なのかよく分からない」
という状態では、なかなかボタンを押すことができません。

だからこそ、Webサイトでは「お問い合わせはこちら」というボタンを置くだけではなく、
「ここなら問い合わせても大丈夫そう」
と思ってもらえる情報やデザインを整えることが大切です。

デザインを見るとき、「なぜ?」を考えてみる

私自身、街中のデザインを見るときに意識しているのが、
「なぜ、このデザインになっているんだろう?」
と考えることです。

「この色だから目立つのかな?」
「この文字サイズだから読みやすいのかな?」
「写真があるから商品のイメージが伝わるのかな?」
「余白があるから高級感を感じるのかな?」
というように、一度「なぜ?」と考えてみる。

そうすると、普段何気なく見ていたものが、少し違って見えてきます。
これは、Webデザインにもつながります。
「なんとなくおしゃれだからこの色にする」
「なんとなくこの写真を使う」
ではなく、

「なぜ、この色なのか?」
「なぜ、この写真なのか?」
「なぜ、この配置なのか?」
を考える。

その積み重ねが、見た目だけではなく「伝わるデザイン」につながっていくのだと思います。

Webデザインは、街中のデザインとつながっている

Webサイトはパソコンやスマートフォンの画面の中にあります。
そのため、一見すると街中の看板やポスターとはまったく別のものに感じるかもしれません。
でも、
「誰に見てもらうのか」
「何を伝えるのか」
「何を一番に見てもらうのか」
「見た人にどう感じてほしいのか」
という部分は、実は共通しています。

デザインは、ただ見た目を整えるためのものではありません。
情報を整理して、見る人に必要な情報を届け、次の行動につなげる。
そのための「設計」でもあります。

だから私は、Webサイトだけを見るのではなく、街中の看板やお店、広告などを見ることも、Webデザインの大切なインプットのひとつだと感じています。

街中のデザインから見えてくること

普段何気なく見ている街の風景の中には、たくさんの「伝えるための工夫」があります。

「なぜ、このデザインは目に入るんだろう?」
「なぜ、このお店は入りやすく感じるんだろう?」
「なぜ、この案内表示は分かりやすいんだろう?」
そんなふうに少し視点を変えてみるだけで、いつもの街がちょっと違って見えてきます。

そして、そこで見つけた「伝わるための工夫」は、Webサイトにも活かすことができます。
Webデザインは、画面の中だけで完結するものではありません。
日常の中にある「伝わるデザイン」を見つけることも、Webデザイナーにとって大切な仕事の一部なのかもしれません。

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