Webサイトの運用について他社事例を参考にしてみよう

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こんにちは、Webデザイナーのナカノです。

WebサイトやSNSのアカウントを持っているけど、どのような内容を配信したら良いのか悩みませんか?
今日はWebサイトやSNSの運用で成功されている企業について2社ご紹介します。

まずはBtoB商材を展開している企業についてです。

1)サイボウズ式

「サイボウズ式」は、サイボウズOfficeなどのグループウェアを展開するサイボウズ株式会社で運用されているオウンドメディア(自社メディア)です。

(「サイボウズ式」のトップページ)

サイトを開くとブログ記事が一覧で表示されます。
記事の内容を見ていくと、サイボウズの商品紹介というより、働き方改革やリモートワークなど企業にとって関心の高い内容の記事が多い印象を受けます。
アイキャッチとなる画像はポップな色合いでインパクトがあり、読みやすそうな印象を受けました。

企業の詳細

会社名
サイボウズ株式会社
設立
1997年8月8日
事業内容
グループウェアの開発、販売、運用、チームワーク強化メソッドの開発、販売、提供

(参考:サイボウズ株式会社公式サイト

  1. 1)製品のPRをしない

    1番の特徴は「サイボウズ式」のコンテンツ内にサイボウズ社の商品紹介が一切されていないという点です。サイト内に商品の詳細ページもありません。
    サイボウズでは、商品の紹介ではなく、まずは会社のことを認知してもらうため、読み手が「読みたい」と感じてもらうような情報を精査し、きちんと届けることに重点が置かれています。
    つい商品の良さを紹介しがちですが、消費者や閲覧者が本当に知りたいことを考えて発信することが大切ですね。
  2. 2)KPIがない

    「サイボウズ式」ではKPIを設けていません。
    そもそもこのメディアを立ち上げた理由は「認知向上」であったため、「1万ページビュー(PV)で10件しかコメントが付かない記事よりも、1000PVで100のコメントが付く記事」を目指していたようでした。

    (参考:サイボウズ式4年間500記事のオウンドメディア成果まとめ


    KPIを設定すると、それを追いかけることが目標になってしまいがちで、メディアのコンセプトが置き去りにされたコンテンツが作られる可能性もあります。
    KIPを設定することが決して悪いわけではありません。運営の目的上、KPIの設定は不要だったということのようです。

他社での取り組み事例などがインタビュー形式で掲載されていてとても参考になりました。1つ1つの記事が読み応えがあって、記事の内容も読みやすいです。また写真をたくさん使用されていてサイボウズの社員やインタビュー先の方の顔写真が掲載されていると記事の信憑性の高さを感じられますね。

 


 

次に、BtoC商材を展開されている企業サイトの事例について紹介します。

2)北欧、暮らしの道具店

株式会社クラシコムが運営している「北欧、暮らしの道具店」はインテリア雑貨やオリジナルの小物・洋服などの販売と同時に、暮らしにまつわるコンテンツの発信を行うオウンドメディア型の
ECサイトです。 月間PVは1,300万を誇り、InstagramやyoutubeなどのSNSにも力を入れています。


(「北欧、暮らしの道具店」のトップページです)

北欧家具にあまり関心がない私ですが、「北欧、暮らしの道具店」のサイトを見ると、その世界観に引き込まれてしまいます。
こんな家具に囲まれた生活がしたいなーっと北欧家具への興味が高まりますね。

企業の詳細

会社名
株式会社クラシコム
設立
2006年9月
事業内容
EC事業、メディア事業、広告事業、雑貨企画販売事業

(参考:株式会社クラシコム公式サイト

「北欧、暮らしの道具店」の特徴 1番の特徴は【世界観】です。
SNSや「北欧、暮らしの道具店」のサイトを見ても同じ世界観で統一されています。
「北欧、暮らしの道具店」の商品をどんな人に買ってもらいたいか?その人たちはどのような世界観を好むのか?徹底的に調査し今のような世界観が確立されています。

次に「北欧、暮らしの道具店」の運用方法の特徴について2点紹介します。

  1. 1)コンテンツの量

    「北欧、暮らしの道具店」は最初でも紹介した通り、コンテンツ型ECサイトなので、普通のECサイトに比べてコンテンツの量が多いのが印象的です。
    コンテンツの内容は、商品の良さをPRするのではなく、文字と写真を使って商品が実際に使われている様子が掲載されています。
    コンテンツを読んでいる人はその商品のある生活がイメージしやすくなり、その結果購入につながっているのだと思います。

    シーズンごとに展開している人気商品「シーズンボトムス」の紹介ページに至っては着用画像だけでなく、裏地やこだわりのポイントが文章&写真で丁寧に解説されています。
    文章量はそこまで多くないのでスラスラ読めますし、実際に手に取って触れられないからこそ、丁寧な商品説明はとても有難いですね。

  2. 2)ドラマで世界観を表現

    「北欧、暮らしの道具店」では2009年から動画コンテンツの制作に力を入れていました。
    暮らしに関することや、社内のことやなど配信しつづけ、今ではYouTubeチャンネル登録数は43.2万人となっています。(2021年5月末時点)

    北欧、暮らしの道具店のファンの多さを感じられますね。

    面白い取り組みとして、2018年から配信している短編Webドラマ「青葉家のテーブル」が話題となり、映画化されるそうです。
    ドラマがきっかけで「北欧、暮らしの道具店」を知る人が増え、ファンが増えていっているように感じます。


    映画は2021年6月から上映スタート。


 

いかがでしたでしょうか。 webサイトの運営方法は各社さまざまで、どこも工夫して運用されていますね。
流石に映画化までは実践するのは難しいですが、自社の世界観やイメージを内容を更新していくことが大切だと思います。
サイトの運営の参考になれれば幸いです。
WebサイトやSNSの運用についてお困りのことがあれば、LAKAまでお気軽にご相談ください。

 
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