なぜ人は遠くからでもスタバだと分かるのか?

こんにちは!WEBデザイナーのアリーです。
今回は、身近な「WEBデザインの不思議」についてのお話です。
街を歩いていて、「あ、スタバだ!」と遠くからでも気づくことってありませんか?看板の文字が読める距離じゃなくても、あの緑色の丸いロゴを見るだけで、なぜか「スターバックスだ」とわかる。これって、実はWEBサイトのデザインにも通じる、とても面白い話なんです。
今回は、そんな「なんとなく○○っぽい」と感じる仕組みについて、スターバックスを例にデザイナー目線で掘り下げてみます。
目次
「あ、スタバだ」と気づくのはなぜ?

例えば街を歩いていて、少し先にある店舗を見たとき。
まだロゴがはっきり見えていないのに、
「あ、スタバだ」
と分かることがあります。なぜでしょうか?
もちろん、あの有名な「サイレンロゴ」が大きな要因です。
でも、実はそれだけではありません。
店舗の外観、看板の形、グリーンの色、店内の雰囲気、メニューの見せ方、カップのデザイン……
私たちは無意識のうちに、こうしたたくさんのデザイン情報を組み合わせて「スターバックスらしさ」を認識しています。
ここからは、ブランドを伝えるデザインは、ロゴだけでつくられているわけではない。
という話に入ります。
「ブランド=ロゴ」ではない

デザインの仕事をしていると、「ブランドのロゴをつくる」「ブランドカラーを決める」
という話がよく出てきます。もちろん重要です。
しかし、ロゴやカラーだけでは、ブランドは完成しません。
例えば、スターバックスを思い浮かべてみてください。
・グリーン
・サイレンロゴ
・白いカップ
・木や自然素材を感じる店舗
・落ち着いた照明
・特徴的な看板
・メニューのデザイン
・写真の雰囲気
・店員さんとのコミュニケーション
こうしたものが一貫しているからこそ、「これはスタバっぽい」という感覚が生まれます。
つまりブランドとは、ロゴそのものではなく、「そのブランドらしいと感じる体験の集合」
とも言えますね。
人は「形・色・雰囲気」でブランドを判断している

人間は、すべての情報を一つひとつ確認してから判断しているわけではありません。
遠くにある店舗を見たとき、「看板に何と書いてあるか確認して……」「ロゴを認識して……」「これはスターバックスだと判断して……」なんて考えていません。
むしろ、色・形・配置・雰囲気などを瞬間的に捉えています。
例えば、
色:スターバックスといえば、特徴的なグリーン。
形:看板やロゴの特徴的な円形。
空間:木や落ち着いた色を使った店舗デザイン。
グラフィック:カップやメニューなどに共通するデザイン。
これらが組み合わさることで、「スターバックスらしさ」が視覚的に蓄積されています。
「らしさ」は、細かいデザインの積み重ね

ここでWebデザインの話につながる部分があるので、見てみます。
例えばWebサイトでも同じです。「このサイト、なんとなく○○っぽい」と感じたことはありませんか?
それは、
・色
・フォント
・写真
・余白
・レイアウト
・ボタン
・アイコン
・アニメーション
・文章のトーン
など、複数の要素が同じ方向を向いているからです。
一つひとつは小さな要素でも、それらが積み重なることで、「この会社らしい」という印象になります。
実は「統一する」だけでは足りない

ブランディングというと、「色を統一する」「フォントを統一する」「ロゴを統一する」
という話になりがちです。しかし、ただ統一するだけでは、「整っているサイト」にはなっても、「記憶に残るサイト」にはなりません。
大切なのは、何を統一し、何を特徴として残すのか。
例えばスターバックスにも、
「グリーン」「サイレンロゴ」という分かりやすい特徴があります。
Webサイトでも、「この会社といえば○○」と言える特徴をつくることが重要です。
良いデザインは「説明しなくても伝わる」

デザインの役割は、「情報をきれいに並べること」だけではありません。
むしろ、言葉にする前に、相手に何かを感じてもらうこと。
例えば、「高級感のある会社です」と文章で書くより、余白、フォント、写真、色、素材感などを通して、「なんだか高級そう」と感じてもらう。
「親しみやすい会社です」と書くより、「なんだか話しかけやすそう」と思ってもらう。
これがデザインの力です。
だからWebサイトでも「らしさ」が重要
企業のWebサイトをつくるとき、「かっこいいサイトにしたい」「今っぽいデザインにしたい」という要望はよくあります。もちろん、それも大切です。
でも、「かっこいいサイト」だけなら、他社でもつくれます。
本当に重要なのは、その会社にしかない「らしさ」を、どうデザインに落とし込むか。です。
・会社の歴史
・スタッフ
・商品
・お客様
・仕事への考え方
・実際の現場
そうした「その会社にしかないもの」を拾い上げて、色・写真・レイアウト・文章・動きなどに落とし込む。
それがLAKAが考えるWebデザインにつながります。
「あ、スタバだ」はデザインの成功例
例えば街でスターバックスを見つけたとき、私たちは毎回、「サイレンロゴがあるからスターバックスだ」と論理的に判断しているわけではありません。
色、形、空間、グラフィック、これまでの体験。そうしたものが積み重なって、「あ、スタバだ」という一瞬の認識を生み出しています。
これは、企業のWebサイトにも同じことが言えます。「このサイト、なんかこの会社っぽい」「この会社、なんか信頼できそう」その「なんとなく」は、偶然ではありません。
デザインによって、意図的につくられています。
あなたの会社を見たとき、何を思い浮かべてもらいたいですか?
ロゴだけではなく、色、写真、言葉、レイアウト、ユーザー体験。
Webサイトを構成する一つひとつの要素が、その会社の「らしさ」をつくります。LAKAでは、ただ見た目を整えるだけではなく、企業やブランドの持つ「らしさ」を見つけ、Webサイトという形に落とし込むデザインを大切にしています。
ぜひWebサイト制作をお考えの際は、ぜひお気軽にLAKAまでお問い合わせください。