企業のロゴマークの歴史を調べてみた(マクドナルド編)

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こんにちは、LAKA D&A webデザイナーのナカノです。

久しぶりの「ロゴの歴史シリーズ」第三弾!
今回はみんな大好き「マクドナルド」のロゴの歴史についてご紹介します。


ロゴマークの歴史

1-創業1940年 – 1948年”

創業当時、看板には「マクドナルドの有名なバーベキュー」と書かれていました。
当時は「ハンバーガー」ではなく、「バーベキュー」が主な商品だったので看板にも記載されていたようです。
モノクロなので2本の平行線で「Famous」を強調し、会社の名前が目立つようなデザインとなっています。

2-1948年 – 1953年

店を営業するうちに「バーベキュー」よりも「ハンバーガー」の売れ行きが良くなり、次第にハンバーガーがお店の人気商品となりました。その結果、ロゴから「barbecue」が削除され、「ハンバーガー店 マクドナルド」としてリニューアルオープンしました。

「ハンバーガー」=「マクドナルド」というイメージがここで世間に浸透していったと思われます。

3-1953年 – 1962年

1953年からマクドナルドのフランチャイズ化が始まり、併せてロゴも変更されました。ロゴには、ハンバーガーをモチーフにした「スピーディー」というキャラクターが描かれ、マクドナルドの特徴でもある「スピード・サービス・システム」を訴求するようなデザインになっています。

2021年5月末「日本マクドナルド50周年記念特別パッケージ」として復刻されたデザインなので見覚えのある方も多いと思います。
今までのデザインからかなり印象が変わりましたね。「ハンバーガー」という記載がなくなり、食事の提供の速さを訴求するようなデザインになっています。

4-1962年-1968年

ロゴに「M」のマークが登場したのは創業から22年後の1962年以降からです。
「M」のマークの由来は、シカゴにあるマクドナルドのフランチャイズ1号店の建築デザインに使用されていた「ゴールデンアーチ」をモチーフにしたものだと言われています。真ん中の線は屋根をイメージしています。

McDonaldの「M」だと思っていたので、お店のモチーフが由来となっていると知り衝撃を受けました。
こちらのデザイン以降、カラーが黄色と赤が採用されていています。

5-1968年-2003年

1960年代後半以降、お店のデザインが徐々に変更され、店舗から2本のアーチが無くなりました。そのため、ロゴのデザインも屋根がモチーフとなっていた真ん中の線が削除され、現在でも親しまれている赤の背景に黄色のマークというデザインになりました。

6-2003年-2006年

2003年、マクドナルドのマーケティングの方向性が大きく変わり、社名は除かれ、「I’m Lovin’It」のキャッチフレーズが取り入れられました。また、「M」のゴールデンアーチは影が加わったことで立体的になり、強調されたデザインになりました。

7-2006年-現在

「I’m Lovin’ It」のフレーズも取り除かれ、ゴールデンアーチのみのシンプルなロゴになりました。

知名度が高まるにつれロゴはシンプルになっていっています。前回ご紹介したスターバックスのロゴとも共通しますね。


まとめ

いかがでしたでしょうか。 ロゴの歴史について今回は「マクドナルド」をご紹介させていただきました。
マクドナルドの「M」のマークは頭文字ではなく、店舗の外装のデザインからきているとは驚きでしたね!
その時の会社として訴求したいポイントや認知度によってロゴのデザインが変化しているのがわかりやすい事例だったと思います。
次回もお楽しみに。

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