さつまいものデザイン

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こんにちは、LAKA D&A webデザイナーのナカノです。

秋と言えば、「食欲の秋」です!この季節になると、特にさつまいもが恋しくなりますよね。さつまいもにもさまざまな品種があり、それぞれの特徴が異なります。そこで今回は、さつまいもについて少し調べてみました。

さつまいもの品種について

さつまいもには、ねっとりとした食感のもの、ホクホクとしたもの、甘みの強いものやさっぱりしたものなど、さまざまな種類があります。農林水産省に登録されているさつまいもの品種は約60種類あり、統計に出ない地域在来の品種も多数栽培されています。
今回はその中から「紅はるか」と「安納芋」の2つに絞り、それぞれの特徴と、商品のデザインやロゴについて紹介します。

紅はるか


紅はるかは2010年3月に品種登録された、比較的新しい品種です。「他のさつまいもよりも“はるか”に美味しい」という意味でこの名前がつけられました。外観は鮮やかな紅色で、中身は濃い黄色。ねっとりとしたクリーミーな口当たりが特徴で、焼き芋などにすると糖度が50度にもなると言われています。主な生産地は鹿児島県や大分県を中心とした九州地方ですが、茨城県や千葉県でも多く栽培されています。

紅はるかのロゴマーク


紅はるかを扱っている農家や商品ロゴをいくつかピックアップしてみました。名前に「紅」が含まれていることもあり、紅色を使ったデザインが多く見られます。

かのや紅はるかのデザイン
左上にある「かのや紅はるか」は、さつまいもに顔が描かれており、可愛らしい印象です。書体も親しみやすい雰囲気を感じます。

紅茶房のデザイン
右上の「紅茶房」はおしゃれで品があり、専門店らしい信頼感が感じられるデザインです。

ヨーロピアシュガーコーンのデザイン
下のヨーロピアシュガーコーンのデザインは「紅はるか」の書体と全体の雰囲気からほっこりとした印象を受けます。横にホクホクのさつまいもの写真があることで、美味しそうだと感じますね。

安納芋


安納芋は、ねっとりとした食感と蜜が出るほどの甘さが特徴です。形は円筒状で、果肉はオレンジ色、カロテンを豊富に含んでいます。焼き芋として売られることが多く、ゆっくりと焼くことでさらに糖度が高くなり、クリームのような滑らかな食感になります。安納芋の起源は、第二次世界大戦後にスマトラ島から日本に持ち帰られた芋が、種子島の安納地区で育てられたのが始まりとされています。1998年に品種登録され、2022年には「安納いもブランド推進本部」が設立され、品質基準の統一や栽培技術の向上に努めています。

安納芋のロゴマーク


安納芋を扱う農家や商品ロゴもいくつか紹介します。丸みを帯びたフォルムやオレンジ色を使ったデザインが多く見られます。

種子島安納いものデザイン
左上の「種子島安納いも」は、種子島を象徴するデザインで、船にさつまいもが乗っている可愛らしいマークが印象的です。

霧島生サブレ安納芋チョコレートのデザイン
右上の「霧島生サブレ安納芋チョコレート」は、パッケージに大きく安納芋が描かれており、サブレが芋の皮から半分覗いているデザインがユニークです。「生」の文字も、商品のとろけるような質感を伝えています。

うずえ屋のデザイン
下にある「うずえ屋」は筆文字を使った書体で、老舗のような趣を感じさせます。紫や黄色を使っていない珍しいデザインですが、安納芋の絵が描かれているため、一目でさつまいも関連の商品だと分かります。

今回は紅はるかと安納芋の品種について紹介しましたが、いずれもその特徴や由来を反映したデザインが見られますね。これから秋が深まるにつれて、さつまいもを使ったお菓子がますます市場に登場するでしょう。どんな品種が使われているのか、またそのデザインもぜひ注目してみてください。