ECプラットフォームそれぞれの特徴【自社EC・モール型 ECサイト】
こんにちは!Webデザイナーのアリーです。
今回はECサイトを制作する上で重要なECプラットフォームについてご紹介いたします。
目次
ECプラットフォームとは
そもそもECプラットフォームとは、ECサイトを構築・運用するための基盤となるシステムのことです。このプラットフォームは、商品の登録から注文の受付、決済処理に至るまでの一連の流れをサポートする機能を持っています。
ECプラットフォームの種類
そしてECプラットフォームには以下のようにいくつか種類があります。
・「自社ECプラットフォーム」
・「モール型ECサイト」
「自社ECプラットフォーム」とは、代表的なものでShopifyやBASE、カラーミーなどがあります。
自社で商品をサイト上で販売したいとなった場合、自社商品を登録し、決済処理までを持たせた自社ECプラットフォームを用いて販売します。
一方「モール型ECサイト」とは、多数の企業や商店のECサイトが集まったインターネット上の仮想的な商店街のことで、代表的なものではAmazonや楽天市場などがあります。
「自社ECプラットフォーム」は例えるなら専門店・個人商店のようなイメージ、「モール型ECサイト」はショッピングモールや百貨店のようなイメージです。
「自社ECプラットフォーム」と「モール型ECサイト」
それぞれの特徴
集客面
集客の面で言うと、Amazonや楽天市場などの「モール型ECサイト」で商品を出店した場合、すでに多くのユーザーがこれらのECモールを使用しているため、関連商品として自社の商品を知ってもらえる機会が増えやすいです。
一方「自社ECプラットフォーム」で商品販売した場合、基本的には商品ページがメインのサイトとなるためそれだけではSEO対策が不十分となります。
しっかりと自社のECサイトを知ってもらうにはさまざまなSEO対策が必要となります。
独自ドメイン
ドメインに関しては、「自社ECプラットフォーム」の場合独自ドメインが可能ですが、Amazonや楽天市場などの「モール型ECサイト」の場合モール型ECサイトの配下にページができるため、独自ドメインではなくなります。
楽天市場のある商品のドメイン例:
https://item.rakuten.co.jp/fun-teijin-frontier/am0301_cp01/?s-id=top_normal_superdeal_pc
メールマガジン機能
メールマガジン機能(※以下メルマガ機能)に関しては、「自社ECプラットフォーム」でも「モール型ECサイト」でも配信可能です。「自社ECプラットフォーム」はそれぞれのプラットフォームでアプリの導入が必要な場合もあるため、メルマガ配信の際は各プラットフォームを確認してみると良いでしょう。
定期購入
定期購入の機能に関しては、「自社ECプラットフォーム」でも「モール型ECサイト」でも設定ができます。「自社ECプラットフォーム」のShopifyやBASEなどは定期便アプリ(いくつかアプリの種類あり)の導入が必要です。楽天市場での定期購入設定はRMS(楽天市場の店舗運営に必要なシステム)で可能です。Amazonでは「FBA(Amazon出品サービスシステム)の利用実績や顧客満足度の指数が一定のパフォーマンス基準を満たしていること」など、定期購入の設定には一定の条件をクリアしている必要があります。
コンテンツ型メディアECとは
ところでみなさんはコンテンツ型メディアECをご存知でしょうか?
通常ECサイトは、商品やサービスの販売を目的としたもので、商品ページやカテゴリページなどで展開されます。
コンテンツ型メディアECとは、このような販売を目的としたECサイトに、Webメディアのような独自コンテンツを組み合わせたWebサイトのことです。ECメディアやメディアコマースといわれることもあります。コンテンツ型メディアECは自社ECプラットフォームの中の一つです。
例えば、ECサイト上で商品の使い方やお役立ち情報などがコラムで紹介されているのを目にしたことはないでしょうか。
例「北欧、暮らしの道具店」
コンテンツ型メディアECの一例として、「北欧、暮らしの道具店」が挙げられます。
「北欧、暮らしの道具店」では商品一つとっても、どんなシーンで使うのが良いか、スタッフの実際の家での使い方など読んでいるとどんどんその商品の魅力が出てきますよね。
コンテンツ型メディアECは商品のストーリーを語ることで理解が深まり、顧客満足度の上昇に繋がると言われています。
情報発信によって販売促進をサポートしたり、コンテンツマーケティングによる集客が見込めたりと、SEO上のメリットが得られます。
ECプラットフォームのことなら
今回はECプラットフォームについて、自社ECプラットフォームとモール型ECサイトの2つを比較しながらご紹介いたしました。自社ECプラットフォーム、モール型ECサイトそれぞれの特徴があるため、ECサイトを制作する場合は事業主の規模や運用コスト、機能面などを考慮してプラットフォームを選択する必要があります。
LAKAでは、Web制作・運用を承っております。
ぜひご興味のある方は、お気軽にお問い合わせくださいませ。